2012年9月27日木曜日

ボイスセラピスト2級講座9月コース(3日目)

昨日最終日終りました。今回も受講生として参加したので講座内容の報告と感想です。今回は今までの復習を中心に行いました。
1.課題発表
前回の課題で、この1週間で自分の中に起こった感情(気持ちが動いたこと)を観察し、それが何を大切にしているから(ニーズ)その感情になるのかを観察してくるというものがありました。そのことについて受講者の方に話をしてもらいました。ここでは、色々な感情に対してその中でどれが一番大きい感情かを絞ることはない、それぞれの感情に複数のニーズがあっていい、その中で今一番しっくりくるニーズを拾うということを教えてもらいました。
2.呼吸法の実践
セラピスト役とクライアント役になってペア練習を行いました。呼吸法4パターンの流れとそれぞれの効果について簡単にクライアント役に説明をしました。
3.音読エチュード
3つのエチュードを行いました。エチュー内容は、同時読み→1行リレー(句点ではなくテキストの改行に合わせて次の人にダトンタッチする)→連想読み(1人が音読をしている間、聞いている人は食べ物に例えると何かを連想しながら聞く)です。この最後の連想エチュードは、音読している人の音読が上手か下手か、滑舌が良いか悪いかという判断をしないでただただ食べ物を想像するところが面白かったです。
4.共感的コミュニケーションのペア練習
先週同様、最近起こったこと(気持ちが動いたこと)についてクライアント役が話をし、セラピスト役がクライアント役から出てきた言葉から感情を確認し、その感情の元になっているニーズをクライアント役に確認をしました。今回は私がクライアント役になりセラピスト役の方に感情とニーズに注目してもらいました。昨日自分の中に起こった感情について話をしたのですが、セラピスト役の受講者に言葉にして確認してもらうことで明確になった部分がありました。
5.ボイスセラピストの活動紹介
ボイスセラピストの活動先として、老人ホーム・小学校・被災地(仮設住宅にお住いの方)で現在行っている音読ケアの紹介がありました。そし今後力を入れていく新しい分野(介護予防アーティスト)の紹介もありました。
以上が本日の報告です。
3日間の講座の中で、共感的コミュニケーションという言葉が何度か出てきたかと思います。この部分は、考え方の理念や具体的な方法については実践を重ねないと習得できないコミュニケーション手段であり、現時点で私も学んでいる最中でもあるため、具体的な例文などを書きませんでした。今後、ボイスセラピスト資格取得者が集まって、共感的コミュニケーションの練習の場や音読エチュードのバリエーションを増やすような練習の場を作っていき、より良い形で音読療法を世に広めていけたらいいなと感じました。

◎次回のボイスセラピスト2級講座のご案内◎
・3日間コース(金曜日)・・10月5日、12日、19日
 (昼の部14:00ー16:00、夜の部18:45-20:45)
・1日コース(祝日)・・・10月8日(月・祝) 10:00‐17:00(休憩1時間含む)
 です。ご興味がある方はぜひご受講してみてください。

※写真:ボイスセラピスト講座の後に行った「ボイスセラピスト講座説明会」の様子です。10名が集まり、講座の目的や講座取得後の活動についての説明会を開催しました。
(銀座教室事務局オペレーター 菜穂子)

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